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株式会社瑞希(みずき)は、2009年に園田と清水が、日本でうまく活用されていない再生プラスチック原料をもっと発掘し、活用できる市場・用途へ販売する事を目的に起業した会社です。

起業前に容器包装リサイクル事業※1に携わっていたことから、PP/PEの混合樹脂や、低品位の混ざりもののある樹脂、複合プラスチックフィルムなどが、日本には多量にあるにもかかわらず、リサイクルがうまく回っていない現状を見ておりました。

当初は商社として主にペレット化された再生プラスチック原料を販売しておりましたが、ユーザーの様々なニーズにこたえるために2014年に千葉工場を開設しました。現在は複合フィルムの再生、および複合系原料のより高度なコンパウンドを専門とする工場として操業しています。

フィルム包装材はどんどん進化しており、薄い包装フィルムが3層から5層の複合フィルム構造となっていて、PEなどの基本層、ガスの通過を防ぐ層、破れを防ぐ層、水分を防ぐ層、印刷を乗せやすくする層などで構成されています。それぞれが種類の異なるプラスチックで出来ており、リサイクルの難しい複層フィルムが多数です。
このような難しいフィルムの再生を行い、また利用できるものへ戻していくことが瑞希の使命と考えております。そのために樹脂のリサイクル加工技術、用途開発、低コストの物流などの課題に向き合い日々研究しつづけております。

※1 容器包装リサイクルとは家庭から出るプラスチック包装などを、リサイクルし原料化する仕組みですが、様々な種類のプラスチックが混ざったものをリサイクルするため、光学式の選別機、比重による選別機、などを導入してPE、PP、PS、PET等の樹脂をそれぞれ取り出しリサイクルしています。